弘兼憲史の漫画とくれば「島耕作」シリーズである。
作家についてまずは書こうと思っても、この人の場合「島耕作」シリーズが大きすぎて作品=作家のような所がある。「島耕作」シリーズ以外にも「ハロー張りネズミ」などもあるのだが、大概「島耕作」の方が通りがいい。
その「島耕作」なのだが、課長から始まり平成の今は社長にまで登りつめた。「課長 島耕作」から「部長 島耕作」になったところで、あ、こりゃ社長まで行くのかな…と思っていたら、新しい章では本当に社長になってしまった。(笑)
(最近は「会長」まで行ってしまった。)
まあ、取締役あたりで終わると読者は納得しないだろうし、ここまで人気が持続するなら、行き着くとこまでいかなけりゃいかんだろ…的な状況もあっ たのだろう。そしてこの漫画の読者の多くはおじさん達であり、おじさんは長年「島耕作」を支持し、そして「島耕作」が大好きなのである。
おじさん達は「島耕作」のストーリーと自分の仕事や生活を重ね合わせ共感したり、「そんな上手くいくかいな!」などとと突っ込んで20年以上も読み続けている。
素朴な疑問なのだが、課長、部長までは共感できるとして役員以上に上り詰めた「島耕作」には、どこまで共感できるのだろうか?「島耕作」が好きな人に一度聞いて見たいところだ。
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