大友克洋「ショートピース」1

80年代の漫画は、大友克洋自身とその影響を受けた人々が漫画の枠を広げたと言える。

大友克洋の個々の絵、表現、ストーリーを取り上げだすと取り留めなくなるので、
ここでは、いくつかの単行本を取り上げて紹介したいと思う。

80年代の漫画として、大友克洋の「ショートピース」をあげるとすると、
発売が79年だから、少々のズレがある。
けれど、この作品集に影響を受けた人々が、
80年代の漫画表現を席巻したといっても過言ではないので、「ショートピース」を
80年代の漫画のルーツとさせていただく。

大友克洋の「ショートピース」は、いくつかの短編をまとめた単行本だ。どのストーリーも、その当時としては奇抜なもので、独特の読後感を与えられた。
個人的には、なんだかザラッとした妙にリアルな夢を見たような印象が残っている。
「あ~、ある!ある!」といった共感する気持ちとも違う、
身近なようで、どこか遠いところの出来事…というべきか。。。

今思うと、マイナー劇団の作品に似たストーリーが多い事に気づく。
舞台が影響を受けたのか、大友克洋が影響を受けたのか…多分双方だと思うけれど
映画も、舞台も、売れた漫画作品をリメイクする一方的な流れではなかった。
いいとか悪いとか言う話じゃないのだけどね。

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